なにかを通して

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小さなタッパーに溜まったいつかの雨水に光りが映るのを見ていた。

 

昨夜、ソファーにもたれかかって、いまはアップテンポな曲は聴きたくないなとか、だけど深くて重たいようなのもちょっと、なんてことを考えていた。気がつけば私は眠ってしまっていて、目を覚ますとカーテンの向こうでは光の射す気配がする。

そのために努力をしなくても、願わなかったとしても、朝はやってくる。自分でどうにかできること、そうでないこと。いまの私にはどうしようもなく思えるいくつかのこと、そのおかげで、ここ最近は少しばかり気が重い日もある。

 

海のあおが、空のあおを映していることを知ったのは、いつだっただろう。なにかを通して、つながっていく。

後になって、それに気づくことも、後になって、新しくつながることもある。いまの私にはどうしようもなく思えることが、もしかしたら、これからのなにかにつながるかも、つながっているのかもしれない。そんな希望を込めて、言葉を紡ごうと思います。

またね。